警察が被害に合うことも

警察でも被害に合う

内輪の話が気になるからといって、やっていいことと悪いことがある。それこそ秘密を特に多く抱え込んでいる公的機関で盗聴なぞしようものなら、間違いなく御用となります。たまにニュースにもなりますが、相手が警察と知らないで犯行に及んでいる人もいる。見た目で警察関係者かどうかなんて分かるはずありませんが、気の毒だなぁと度々ニュースを見て思ったものだ。警察相手に挑発を売る、といった行為そのものを誉れだなどと勘違いしているケースもあるが、喧嘩売る相手がおもいっきり間違えているぞと言いたくなる。

ただこれがテロリズムや国家規模に対する叛逆を企てているとなったら、盗聴など日常茶飯事なのかもしれません。そんな話題は日本というよりはアメリカなどが舞台になりそうですが、現実に日本でも警察署内で盗聴器が仕掛けられていたというニュースが報道されました。

何それっ? と思った人もいると思いますが、そういう話は意外と耳にするものです。

事件概要

警察署内の盗聴というと物凄いだいそれたことではないかと連想するかもしれませんが、案外そうでもない。あまり話題を広げたくないとする警察の意向もあってか、恐ろしいくらい静かな話題としてニュースにて報道されていました。

舞台となったのは名古屋市にある愛知県警北署にある執務室から盗聴器が発見される。この盗聴器を発見したのは警察内部、ではなく民間業者が定期的に行っていた盗聴電波探索をしていた時だったのです。不穏な電波を感知して調べてみたら警察署からだった、なんて面白い偶然だ。盗聴されているかもしれないと通報し、その後の調べで所内の同室から発見が確認された。

執務室とは何をする場所なのかと気になったりもしますが、この場所の使用用途に関してはあまり黙秘したとのこと。ただ署内の状況から考えても内部の犯行ではないか、との見解を述べている。この事件はここで幕切れとなっていますが、スマホが段々と主流になっているとはいえ、元来の盗聴器も現役であることに変わりない。もっといえば、二重の意味で盗聴されているかもしれないという危険が隣に根付いているとも分析できる、そう考えるとこれ以上に怖いものはないかもしれません。

盗聴騒ぎといえば

一個人の情報では満足できない、企業や国が抱えている情報を引っ張りだそうという人も世の中にはいる。大胆不敵と言えなくもないが、かなり無謀な行動を取っているのが見て取れるはずだ。ただ世の中には警察署の何に利用するかわからない室内に盗聴を仕掛けるよりも、呆れた行動をしている企業があった。

知っている人もいると思いますが、イギリスの大衆新聞として知られてた新聞の刊行をしていた『ニューズ・オブ・ザ・ワールド』が行っていた数々の非道とも言える取材行為についてです。何をしていたのかというと、盗聴はもちろんネタやニュース記事の作成のためならば違法行為すら平然とやりのけてしまうという、マスコミの中でも相当質が悪いことをしていた。国内だけでなく、国外で自国民が何かしらの事件に巻き込まれた際にもニュースとして取り上げるも、ありもしない事実を捏造するくらいだった。

けれどそんなものは序の口でしかない。ある時は同時多発テロで死亡した遺族に対して取材をする際、留守番電話を盗聴して家族しか知り得ない情報を得ようとすらしていたのです。一般人でこれということは、当然政治家や芸能人であればやるのは当たり前といったレベルで行われていたほど。

行き過ぎた取材姿勢に、このような企業が刊行している新聞を大衆新聞などと呼ぶのもおこがましいと思うのは当然の心理だ。企業設立から数えて168年という長きに渡る歴史を有していた、イギリス国内の超大手新聞は、そうした取材姿勢や問題記事などを理由として正式に廃刊が決定された。

このケースでは盗聴だけが原因とは言い切れないが、情報収集のやり方が露骨過ぎたからこそ起こった、因果応報と言える結末でしょう。

盗聴という被害

日本の法律はそう考えればまだまだ緩いといえる、そこまで大きな盗聴事件がないからなのかもしれませんが、もし日本の大手新聞社が盗聴していたら大問題どころではないでしょう。それこそ一企業が潰れるくらいの勢いすらありえるかもしれません。それならば真偽の程がわからないニュースを流していればいいか、といえばそうだと言えるはずもない。

盗聴は違法行為、それを分かっていながらも時には国にすら喧嘩を売るような人もいるのだから、スケールが大きな話だ。

盗聴・盗撮もスマホで手軽に出来てしまう時代